今日の日足・4時間足からみるポンド円の為替予想です。今週はダウントレンドにはいってきましたが、昨日の日足のローソクは大きく上下にヒゲが出た十字に近いローソク足でした。そこで今日のポイントは、昨日と同じですがこのままダウントレンドになるか、それとも反転するかをみていきましょう。

こんにちは。本日は太平洋側では雨とのことですが大丈夫でしょうか。私の住んでいるところは昨日の温かさとは打って変わって肌寒い朝でした。皆さん体調にはお気を付けください。

さて話を戻しまして、いつものことですが以下は本日の相場についてのわたしなりの考えです。基本ファンダメンタル分析はせずチャート中心に判断します。使用するのは、EMA(指数平滑移動平均線)、ライン、フィボナッチです。
※ご注意ください。相場のチャートは日本時間本日12時頃のものを使用しています。

●3月13日 ポンド円の為替予想とチャート分析まとめ

 

本日の視点は昨日と同じで、今週続いているダウントレンドの動きがどこまで続くか、ということになるかと思います。個人的な意識の上では、いずれ反転するという思い込みがあるのですが、こうしたバイアスを意識しながら考えていきたいと思います。

下記は、まとめとして上昇下降それぞれのポイント整理しました。

反転上昇する場合のポイントは、

  • 図1と図2。アップトレンドライン(グリーン太線)が下降に対する抵抗線として機能し反転上昇するかどうか
  • 日足の図1。日足のEMA25(黄色太線)がこれまでの下降に対して抵抗線となるかどうか
  • 図1と図2。フィボナッチ38.2のラインが下降に対する抵抗線となるかどうか

このまま下降するかどうかのポイントは、

  • 図1と図2。ダウントレンドライン(ブルー太線)が機能し、現在の陰線以後も同じく陰線が出現するかどうか
  • 4時間足の図2。EMA75(オレンジ太線)やEMA100(オレンジ細線)が支持線となってさらに下降するかどうか

のちほどみる基本シナリオは反転上昇、反対シナリオは下降と仮定してみていきたいと思います。

以下は、まとめの補足として詳しく日足と4時間足をベースにチャート分析や事実確認をしていきます。その後、本日は反転上昇を基本シナリオ。このまま一時上昇する事も含め、最終的には下降するというのが反対シナリオとして考えてみたいと思います。

140313.日足

140313.4時間足

●為替予想根拠 ポンド円 日足・4時間足チャート分析

<全体説明と設定>

  1. 日足・全体分析:図1の上部水平線(赤線)。先週金曜日(7日)の高値と1月28日の高値とほぼ同じ水平線(173.6付近)で結ぶことができる。このため、今後の上昇した場合はこのラインを抜けるかどうかも焦点。
  2. 日足・4時間足・全体分析:図1と図2。月曜日は下に窓が開くものの、すぐに上昇して一度穴が埋まったものと解釈。その後は下降するものの、昨日は上下のヒゲが長い十字ローソクが出現。
  3. 日足・4時間足・TL分析:図1と図2。アップトレンドライン(グリーン太線)とダウントレンドライン(ブルー太線)に挟まれた状況にあるため、本日は上下どちらかに値動きすることも考えられる。
  4. 日足・4時間足・Fib分析:図1と図2。日足、4時間足とも2月4日の底値(100.0)と先週の3月7日(0.0)の高値を結んだフィボナッチリトレースメントラインを採用。

 

<上昇材料>

  1. 日足・4時間足・TL分析:図1と図2。2月4日の底値から3月3日の底値を通るアップトレンドライン(グリーン太線)を引く。このアップトレンドラインが抵抗線として機能し反転上昇するかも判断材料となる。
  2. 日足・EMA分析:図1。EMA25(黄色太線)がこれまでの下降に対して抵抗線となるかどうかに着目。
  3. 日足・4時間足・Fib分析:図1。本日は現状フィボナッチ38.2のラインが抵抗線となっていると判断はできるが、今後ここから反発上昇していくかに着目。

 

<下降材料>

  1. 日足・4時間足・TL分析:図1と図2。先週金曜日(7日)の米国雇用統計の発表でつけた高値と現在の陰線のヒゲを結んだダウントレンドライン(ブルー太線)を引く。若干の修正をするものの昨日までは機能したものと考えられる。
  2. 4時間足・TL分析:図2・現在は支持線であるダウントレンドライン(ブルー太線)から下降(陰線)しているとも解釈できる。
  3. 日足・EMA分析:図1。EMA5(黄色点線)とEMA13(黄色太線)がデットクロスするかどうか。
  4. 4時間足・EMA分析:図2。EMA13(黄色細線)とEMA25(黄色太線)がデットクロス。
  5. 4時間足・EMA分析:図2。EMA25(黄色太線)とEMA75(オレンジ太線)がデットクロスするかどうかの行方に今後は着目。
  6. 4時間足・EMA分析:図2。EMA75(オレンジ太線)やEMA100(オレンジ細線)が支持線となってさらにダウントレンドを形成していく可能性がある。

<その他・もみあいなど要素>

  1. とくになし

※全体分析=ローソク足、形態認識およびパターンの基礎分析
※EMA分析=指数平滑移動平均線分析。使用EMAは5、13、25、50、75、100、200。
※TL分析=トレンドライン分析
※Fib分析=フィボナッチ分析
→各分析項目ごとのファクト整理は一番下になります。

●為替予想対策 本日の基本シナリオ

本日のトレードですが、基本的にはまだ反転上昇するものとして捉えています。
このため、以下のポイントでの順張り(買い)のタイミングを見ていきます。

タイミングの参考ポイントとしては例えば以下などがあるかと思います。

  1. アップトレンドライン(グリーン太線)が下降に対する抵抗線として機能し反転上昇するかどうか
  2. 図1。日足のEMA25(黄色太線)がこれまでの下降に対して抵抗線となるかどうか
  3. フィボナッチ38.2のラインが下降に対する抵抗線となるかどうか

これらの場合はほぼ重なってますので、いまから買いをいれるか、ダウントレンドを超えた時やEMA75(オレンジ太線)、EMA100(オレンジ細線)を越えた時などが買いのタイミングとしては考えられるのではないでしょうか。

※為替 反対シナリオ

ここでは基本的なシナリオに対しての反対の考え方について考えます(独り突っ込みパートです)。

本日の反対シナリオは、このままダウントレンドに入ることを想定したものです。
参考ポイントは例えば以下の3点。

  1. ダウントレンドライン(ブルー太線)が機能し、現在の陰線以後も同じく陰線が出現するかどうか
  2. 4時間足の図2。EMA75(オレンジ太線)やEMA100(オレンジ細線)が支持線となってさらに下降するかどうか
  3. ほか直近の安値を超えたあたり

1の場合は、再度ダウントレンドラインなどにタッチした場合に売りを入れていきます。
2の場合は、これらのEMAで反発して陰線が形成されたとき。
3の場合は、すこし下あたりで指値などでの対応かと思います。
ま、とはいえ、本日も基本的には上がるも下がるも関係ありません。どちらだったとしても対処するのみです。生き残ります。これにつきますね。これからも毎日毎日、モニタリングを繰り返していきます。

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本日は以上となります。

みなさんはいかがでしょうか。どんなシミュレーションをされてますか?どう自分の売り買いも含めてリハーサルをされるのでしょうか。

なおチャート分析およびその解釈はあくまで私なりのものですので、読まれる方にとって不快になる方や不利益を被る方もいらっしゃるかもしれません。この点は本サイトおよび下記の免責事項の内容を予めご了承ください。
不定期ですが、また時間があるときは掲載していきたいと思います。
では、失礼します。
H.N

※このブログおよびコンテンツのすべては投資勧誘を目的としたものではなく情報提供のみを目的としています。こちらの内容の利用者または閲覧者の方の実際の投資およびその他の損益について一切の責任は負いません。予めご了承ください。

※本日のポンド円為替 日足、4時間足を中心とした各分析ごとの整理

<1.ローソク足、形態認識・パターン分析>

  • 日足・全体分析:図1の上部水平線(赤線)。先週金曜日(7日)の高値と1月28日の高値とほぼ同じ水平線(173.6付近)で結ぶことができる。このため、今後の上昇した場合はこのラインを抜けるかどうかも焦点。
  • 日足・4時間足・全体分析:図1と図2。月曜日は下に窓が開くものの、すぐに上昇して一度穴が埋まったものと解釈。その後は下降するものの、昨日は上下のヒゲが長い十字ローソクが出現。

<2.トレンドライン分析>

  • 日足・4時間足・TL分析:図1と図2。先週金曜日(7日)の米国雇用統計の発表でつけた高値と現在の陰線のヒゲを結んだダウントレンドライン(ブルー太線)を引く。若干の修正をするものの昨日までは機能したものと考えられる。
  • 日足・4時間足・TL分析:図1と図2。2月4日の底値から3月3日の底値を通るアップトレンドライン(グリーン太線)を引く。このアップトレンドラインが抵抗線として機能し反転上昇するかも判断材料となる。
  • 日足・4時間足・TL分析:図1と図2。アップトレンドライン(グリーン太線)とダウントレンドライン(ブルー太線)に挟まれた状況にあるため、本日は上下どちらかに値動きすることも考えられる。
  • 4時間足・TL分析:図2・現在は支持線であるダウントレンドライン(ブルー太線)から下降(陰線)しているとも解釈できる。

<3.指数平滑移動平均線(EMA)分析>

  • 日足・EMA分析:図1。EMA5(黄色点線)とEMA13(黄色太線)がデットクロスするかどうか。
  • 日足・EMA分析:図1。EMA25(黄色太線)がこれまでの下降に対して抵抗線となるかどうかに着目。
  • 4時間足・EMA分析:図2。EMA13(黄色細線)とEMA25(黄色太線)がデットクロス。
  • 4時間足・EMA分析:図2。EMA25(黄色太線)とEMA75(オレンジ太線)がデットクロスするかどうかの行方に今後は着目。

<4.フィボナッチ(4時間足)>

  • 日足・4時間足・Fib分析:図1と図2。日足、4時間足とも2月4日の底値(100.0)と先週の3月7日(0.0)の高値を結んだフィボナッチリトレースメントラインを採用。
  • 日足・4時間足・Fib分析:図1。本日は現状フィボナッチ38.2のラインが抵抗線となっていると判断はできるが、今後ここから反発上昇していくかに着目。