今日の日足・4時間足からみるポンド円の為替予想です。先週の金曜日夜は米国雇用統計の発表で上昇するものの、それ以降は昨日も下降していきました。さて、今日のポイントは、上昇しアップトレンドに戻るか否か、ということかもしれません。みていきましょう。

おはようございます。今日からは季節は七十二候「桃始咲(ももはじめてさく)」となりました。我が家の近くではすでに桜も見られますが、旧暦では桃が咲くころなんですね。いまの三月三日は桃の節句というには少し早いそうで、いまの桜が咲く時期にお祝いするのもいいですね。旧暦にそって四月初旬にひな祭りを行うところもあるそうで、山形県の庄内地方なんかがそうな気がしました。むかしNHKかな?きれいな色とりどりの雛菓子の映像を見かけたことがあります。

さて話を戻しまして、いつものことですが以下は本日の相場についてのわたしなりの考えです。基本ファンダメンタル分析はせずチャート中心に判断します。使用するのは、EMA(指数平滑移動平均線)、ライン、フィボナッチです。

※ご注意ください。相場のチャートは日本時間本日10時頃のものを使用しています。

 

●3月11日 ポンド円の為替予想とチャート分析まとめ

本日の争点は昨日までの下降が一息つき反転上昇するかどうか、ということになるかと思います。

昨日は、金曜日の高値から下に引いたダウントレンドラインが支持線として機能したようで、4時間足では連続陰線を形成し下がりました。フィボナッチでみると38.2のライン付近までの戻しなので通常の戻しの範囲内にもみえます。

日足でみても昨日の陰線はEMA5(図2。黄色点線)を超えておらず、このまま反転上昇も比較的考えやすい材料はそろっているかと思います。

以下は、わたしなりの反転上昇の想定ポイント(4時間足。図2)となります。

  • EMA25(黄色太線)で反転上昇するか、下に割るか?
  • フィボナッチ38.2のラインで反転上昇するか、下に割るか?
  • 本日引き直したアップトレンドライン(ブルー太線)で反転上昇するか、下に割るか?

これらはほぼ重なっています。また、もう一つ別な見方をすると以下になります。

  • ダウントレンドライン(ブルー細線)は本日も機能するか(下に行くか)

以下、まとめの補足として詳しく日足と4時間足をベースにチャート分析や事実確認をしていきます。その後、本日は反転上昇を基本シナリオ。このまま一時上昇する事も含め、最終的には下降するというのが反対シナリオとして考えてみたいと思います。

140311.日足

1403114時間足.

●為替予想根拠 ポンド円 日足・4時間足チャート分析

<全体説明と設定>

  1. 日足・4時間足・全体分析:図1と図2。月曜日は下に窓が開くものの、すぐに上昇して一度穴が埋まったものと解釈。その後は、連続陰線の出現で下降。
  2. 日足・EMA分析:図1。昨日は下がったものの、日足で見るとEMA5(黄色点線)上で留まっている。
  3. 日足・Fib分析:図1。2月4日の底値(100.0)と先週の3月7日(0.0)の高値を結んだフィボナッチリトレースメントラインを採用。
  4. 4時間足・Fib分析:図2。3月4日の底値(100.0)と先週の3月7日(0.0)の高値を結んだフィボナッチリトレースメントラインを採用。

<上昇材料>

  1. 日足・全体分析:図1の上部水平線(赤線)。先週金曜日(7日)の高値と1月28日の高値とほぼ同じ水平線(173.6付近)で結ぶことができる。このため、今後の上昇した場合はこのラインを抜けるかどうかも焦点。
  2. 日足・4時間足・TL分析:図1と図2。3月4日(火)と昨夜の底値を直線で結びアップトレンドライン(ブルー太線)を改めて引き直し。本日はこのアップトレンドラインが支持線として機能するかどうかに着目
  3. 4時間足・全体分析:図2。EMA25(黄色太線)、フィボナッチ38.2のライン付近で下降の勢いが減速。細かいが陽線が連続出現。ここから反転上昇するか、さらに下降するかを注視。
  4. 4時間足・Fib分析:図2。フィボナッチ23.6ラインを下に超える場合は、38.2ライン(171.74付近)で反転上昇するか、下降するかに注目。

<下降材料>

  1. 日足・4時間足・TL分析:図1と図2。先週金曜日(7日)の米国雇用統計の発表でつけた高値と現在の陰線のヒゲを結んだダウントレンドライン(ブルー細線)を引く。昨日はここが機能して連続陰線が形成(4時間足)されたが、本日はどうなるのかに着目
  2. 4時間足・EMA分析:図2。EMA5 (黄色点線)EMA13(黄色細線)がデットクロス。さらに下降して、EMA13(黄色細線)とEMA25(黄色太線)がクロスするかどうか。

<その他・もみあいなど要素>

  1. 4時間足・TL分析:本日もアップトレンドライン(ブルー太線)とダウントレンドライン(ブルー細線)に挟まれた形となっているため、値が大きく動く可能性も有るため着目する。

※全体分析=ローソク足、形態認識およびパターンの基礎分析
※EMA分析=指数平滑移動平均線分析。使用EMAは5、13、25、50、75、100、200。
※TL分析=トレンドライン分析
※Fib分析=フィボナッチ分析
→各分析項目ごとのファクト整理は一番下になります。

●為替予想対策 本日の基本シナリオ

本日のトレードですが、本日も基本的にはどこかで反転上昇するものとして捉えています。

このため順張り(買い)のタイミングを見ていきます。タイミングは重複しますが、以下4点です。これらは単独の判断ではなく複数が重なることが予想されます。

  • EMA25(黄色太線)で反転上昇するか、下に割るか?
  • フィボナッチ38.2のラインで反転上昇するか、下に割るか?
  • 本日引き直したアップトレンドライン(ブルー太線)で反転上昇するか、下に割るか?
  • ダウントレンドライン(ブルー細線)は本日も機能するか(下に行くか)、機能しないか(上に行くか)

※為替 反対シナリオ

ここでは基本的なシナリオに対しての反対の考え方について考えます(独り突っ込みパートです)。

本日の反対シナリオは、今度は上昇することもありますが、基本的にはダウントレンドに入ることを想定したものです。

ただ、基本的には基本シナリオ挙げた点と同じですが、端的には以下の1点を中心に見たいと思います。

  • ダウントレンドライン(ブルー細線)は本日も機能するか(下に行くか)、機能しないか(上に行くか)

本日もまずはリスク管理を徹底してまいりましょう!生き残ることができれば御の字です。これにつきますね。これからも毎日毎日、モニタリングを繰り返していきます。

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本日は以上となります。

みなさんはいかがでしょうか。どんなシミュレーションをされて、どう自分の売り買いも含めてリハーサルをされるのでしょうか。

なおチャート分析およびその解釈はあくまで我流なので、読まれる方にとって不快になる方や不利益を被る方もいらっしゃるかもしれません。この点は本サイトおよび下記の免責事項の内容を予めご了承ください。

不定期ですが、また時間があるときは掲載していきたいと思います。

では、失礼します。

H.N

※このブログおよびコンテンツのすべては投資勧誘を目的としたものではなく情報提供のみを目的としています。こちらの内容の利用者または閲覧者の方の実際の投資およびその他の損益について一切の責任は負いません。予めご了承ください。

※本日のポンド円為替 日足、4時間足を中心とした各分析ごとの整理

<1.ローソク足、形態認識・パターン分析>

  • 日足・全体分析:図1の上部水平線(赤線)。先週金曜日(7日)の高値と1月28日の高値とほぼ同じ水平線(173.6付近)で結ぶことができる。このため、今後の上昇した場合はこのラインを抜けるかどうかも焦点。
  • 日足・4時間足・全体分析:図1と図2。月曜日は下に窓が開くものの、すぐに上昇して一度穴が埋まったものと解釈。その後は、連続陰線の出現で下降。
  • 4時間足・全体分析:図2。EMA25(黄色太線)、フィボナッチ38.2のライン付近で下降の勢いが減速。細かいが陽線が連続出現。ここから反転上昇するか、さらに下降するかを注視。

<2.トレンドライン分析>

  • 日足・4時間足・TL分析:図1と図2。3月4日(火)と昨夜の底値を直線で結びアップトレンドライン(ブルー太線)を改めて引き直し。本日もこのアップトレンドラインが支持線として機能するかどうかに着目
  • 日足・4時間足・TL分析:図1と図2。先週金曜日(7日)の米国雇用統計の発表でつけた高値と現在の陰線のヒゲを結んだダウントレンドライン(ブルー細線)を参考のため新たに引く。昨日はここが機能して連続陰線が形成されたが、本日はどうなるのかに着目
  • 4時間足・TL分析:本日もアップトレンドライン(ブルー太線)とダウントレンドライン(ブルー細線)に挟ま
  • れた形となっているため、値が大きく動く可能性も有るため着目する。

<3.指数平滑移動平均線(EMA)分析>

  • 日足・EMA分析:図1。昨日は下がったもののEMA5(黄色点線)上で留まっている。
  • 4時間足・EMA分析:図2。EMA5 (黄色点線)EMA13(黄色細線)がデットクロス。さらに下降して、EMA13(黄色細線)とEMA25(黄色太線)がクロスするかどうか。
  • 4時間足・EMA分析:図2。EMA25(黄色太線≒171.74付近)での反転上昇となるか、下降するかに着目。

<4.フィボナッチ(4時間足)>

  • 日足・Fib分析:図1。2月4日の底値(100.0)と先週の3月7日(0.0)の高値を結んだフィボナッチリトレースメントラインを採用。
  • 4時間足・Fib分析:図2。3月4日の底値(100.0)と先週の3月7日(0.0)の高値を結んだフィボナッチリトレースメントラインを採用。
  • 4時間足・Fib分析:図2。フィボナッチ23.6ラインを下に超える場合は、38.2ライン(171.74付近)で反転上昇するか、下降するかに注目。