今日の日足・4時間足からみるポンド円の為替予想です。昨夜は窓が開いてから埋まらないまま下降していきましたね。今日は戻るのか、それともこのまま本格的なダウントレンドに入るのかを探っていきたいと思います。今日のポイントは、個人的には4時間足のEMA75(オレンジ太線)とEMA100(オレンジ細線)がデットクロスに向かうか否かではないかと思います。今日クロスするわけではないのですが。。。

昨日はひな祭り。そして、今日からは第六候の「草木萌動(そうもくめばえいずる)」ですね。春の訪れか、土の中や枝々からいっせいに芽生え始めるころ。昨日も早朝のジョギングで感じたとおり梅のつぼみも色をまとっていきます。まずはこれまでの気分を和らいでくれる梅の花からゆっくりとみていきたいですね。

さて、以下は今日のこれからの相場についての飽くまでわたしなりの考えです。基本ファンダメンタル分析はせずチャート中心に判断します。使用するのは、EMA(指数平滑移動平均線)、ライン、フィボナッチです。

※ご注意ください。相場のチャートは日本時間本日11時のものを使用しています。

●3月3日 ポンド円の為替予想とチャート分析まとめ

強烈な戻しがない限りは基本的には下降トレンドへと入っていくのではないかと思います。

昨日「EMAの並びが下がる傾向を示し始めている」をポイントで挙げさせて頂きました。その根拠は以下の事実をもとにしていました(こちらも昨日掲載)。

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4時間足・EMA分析:図2。各EMAの並びが上から、25、50、13、75、5、100となってきており、下降へのトレンド変換が起きてもおかしくない状況に入っている。
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こちらの通り今回はそのまま下降していきました。

しかし、上がる状況も十分に考えらます。いま、2月4日以降の上昇トレンドがいったん後退し、フィボナッチ38.2で反転上昇すると考えてもいいとおもいます(現時点では反転上昇しているようです)。

このため、本日はいったんは上昇をみせるもののどこかで反転し下降へ至る(基本シナリオ)と仮定します。
もう一つの可能性は、上昇をみせそのまま上昇継続というもの(反対シナリオ)とします。

ポイントは4時間足のEMA75(オレンジ太線)とEMA100(オレンジ細線)がデットクロスに向かうか否かです。
デットクロスに向かう場合は基本シナリオとなり、デットクロスに至らない場合は反対シナリオを指します。

以下、まとめの補足として詳しく日足と4時間足をベースにチャート分析や事実確認をしていきます。その後、この考えに沿った基本シナリオや今日の相場に対する考え・対処法、最後に反対の場合のシナリオを順にみていきます。

 

140304.日足

140304.4時間足

●為替予想根拠 ポンド円 日足・4時間足チャート分析

<上昇材料>

  1. 日足・4時間足・全体分析:図1および図2。先週の終値から今週の始まりにかけて大きく下に窓が開く(この使用しているチャートにおいては)。一般的に窓は埋まる傾向が指摘されるおり、この場合は上向きに動くことが考えられる。が、昨日は窓は埋まらずにそのまま下降へ。
  2. 日足・Fib分析:図1。2月4日の底値(数値100)を起点に2月18日の高値(数値0)までを結んだフィボナッチライン(濃いブルー)を適応。こうすると、昨日はフィボナッチ38.2が抵抗線となって下降を一旦留めている。
  3. 4時間足・Fib分析:図2。2月4日の安値と直近の2月18日の高値を結んでフィボナッチをそのまま継続使用。昨夜はフィボナッチ38.2が抵抗線となり下降の勢いを押しとどめている(上記2と同じ内容)。

<下降材料>

  1. 日足・TL分析:図1。2月28日の高値を頂点に下にダウントレンドライン(ブルー線)を引く。現時点では下降する支持線として機能している。
  2. 日足・EMA分析:図1-1付近にて。EMA5(黄色点線)とEMA13(黄色細線)がデットクロス。続いて、EMA13(黄色細線)とEMA25(黄色太線)もデットクロスになりそうな状態へ。
  3. 4時間足・TL分析:図2-1。2月28日の高値を頂点に下にダウントレンドライン(ブルー線)を引く。現時点では機能しているのか、午前中の4時間足では上昇に対する抵抗線になっている(上記の1と同じ内容)。
  4. 4時間足・EMA分析:図2。EMA25(黄色太線)とEMA50(ブルー点線)もデットクロスを形成。さらに、EMA25とEMA75(オレンジ太線)もそのままデットクロスを形成。
  5. 4時間足・EMA分析:図2。EMA75(黄色点線)とEMA100(オレンジ細線)もデットクロスの様相をみせる。この場合は、さらにダウントレンドが継続する可能性も考えられる

<その他・もみあいなど>

  1. 日足・TL分析:図1。他、上部のダウントレンドライン(緑太線)は1月2日の高値を頂点に引いたもの。下部のアップトレンドライン(緑細線)は去年の11月11日付近の底値から参考までに引いたもの。

※全体分析=ローソク足、形態認識およびパターンの基礎分析
※EMA分析=指数平滑移動平均線分析。使用EMAは5、13、25、50、75、100、200。
※TL分析=トレンドライン分析
※Fib分析=フィボナッチ分析

 

●為替予想対策 本日の基本シナリオ

本日は先ほど書きましたように、いったんは上昇をみせるもののどこかで反転し下降へ至る(基本シナリオ)と仮定します。

着目点はどこか?それはポイントであげた「4時間足のEMA75(オレンジ太線)とEMA100(オレンジ細線)のデットクロス」にります。ここではデットクロスが形成されるシナリオでいきます。

流れとしては以下です。

  1. クロス前には一度もどる
  2. クロス直前に下にのびてダウントレンドを作っていく

1の根拠としては以下の3点

  • いまのブルーのダウントレンドライは角度が急すぎるのでどこかで広角になることが予想されます。
  • ダウ理論、波動の動きの考え方からしても一度はもどる。
  • フィボナッチが抵抗線となっているのでこの意味でも戻る

2の根拠は以下です。

  • 移動平均線のクロスはねらい目だとどの教科書にもあるように、確率的にクロスする前後では伸びていきます(デットクロスは下、ゴールデンクロスは上)。

とはいえ、いつも思うのですが、予想が当たろうが外れようがそれは大したことではないかもしれません。どう実際のトレードに生かし、どちらに転んでも生き残れるようにリスク管理をするだけですからね。

※為替 反対シナリオ

ここでは基本的なシナリオに対しての反対の考え方について考えます(独り突っ込みパートです)。

本日の反対シナリオは、もう一つの可能性である「基本的にこのまま上昇継続というもの」とします。

その場合の着目点は、

  • フィボナッチ38.2での反発上昇している
  • 窓が閉まる可能性がある(あくまで私の使用しているチャートでの判断ですので信頼度は低いです)

現時点でどこまでの上昇化はわかりませんが、窓が埋まるのがひとつの目安になるかもしれません。
いつもですが、どちらのシナリオに動いても大丈夫なリスク管理をするまでです。地道にやっていきます。

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本日は以上となります。

みなさんはいかがでしょうか。どんなシミュレーションをされて、どう自分の売り買いも含めてリハーサルをされるのでしょうか。

なおチャート分析およびその解釈はあくまで我流なので、読まれる方にとって不快になる方や不利益を被る方もいらっしゃるかもしれません。この点は本サイトおよび下記の免責事項の内容を予めご了承ください。

不定期ですが、また時間があるときは掲載していきたいと思います。

では、失礼します。

H.N

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